里々ゴーストのつくりかた(簡易)

もくじ : さいしょに/かんたんなイベント・ランダムトーク・触り反応(ここ)

1.初回起動

編集しないままテンプレートをゴーストとしてはじめて起動すると、以下のようなトークが出てイベントが終了します。


あんまりにシステム的で可愛げがないので、イベントを編集します。
『ghost/master』下の『dic_base.txt』を開いてください。




dic_base.txtの最初の行の方はこのようになっています。
上のスクリーンショットの『【初回起動イベント】』という文字列がtxtファイルにそのまま書いてあり、
SSP上でそのまま出力されていたのがわかるかな〜と思います。
正常動作していますが、可愛くないので編集します。



可愛いかどうかはともかく、初回起動トークをこのように書き換えました。
初回起動を再見できる方法を用いて、このトークがちゃんと出るか確かめます。
今回はテスト環境に好感度イベントなどがないため、ghost/master下に作成されるセーブデータを削除する方法をとります。
いったんSSPのすべてのゴーストを終了し、『ghost/master』下に自動的に作成される
・satori_savedata.txt
・satori_savebackup.txt
以上2つのファイルを消去、もしくは別の場所に移動して、もう1度SSPを起動してみます。


このようなトークに初回起動トークが書き換わっていたら成功です。
起動トークや終了トークも書き換えてみてください。

2.ランダムトーク

このテンプレートでは、『ghost/master』フォルダの『dic_talk.txt』にランダムトークを書いています。


デフォルトの中身はこれだけです。殺風景ですね。
特に発生条件のないランダムトークは『*』(全角アスタリスク)の後に改行して書きはじめて構いません。
『:』(全角コロン)はスコープ切り替え(¥0、¥1どちらのバルーンに文章を表示するか)です。
最初の全角コロンを書かずに書くと、¥1側から話し始めます。



一例として、このようなトークを書きました。

2-2.表情指定

初回起動トークに、『(28)』というカッコ書きがあったかと思います。
里々では、全角カッコの中に全角数字を入れると、
シェル側の対応したサーフェス(表情)を表示させることができます。
テンプレートに同梱した拙作フリーシェル『Lapis lazuli bat』では、
28番が初回起動トークのような笑顔に割り当てられています。
サーフェス番号にどのような表情が割り当てられているかは、
起動中のゴーストを右クリックして、『本体設定』から『開発者用機能を有効にする』をオンにしたあと、
同じく右クリックメニューから『開発用パレット』→『サーフィステスト』をクリックして確認してください。
(開発者用機能をオンにしていれば、【ctrl+T】キーでも同じ機能を呼び出すことができます。)

3.触り反応



テンプレートのシェルには、上記のような当たり判定がデフォルトで設定されています。
テンプレートの辞書の触り反応は『dic_touch.txt』に収録しています。



殺風景ですね。もう少し可愛げがあるように書いていきたいと思います。
里々の機能には『つつかれ』(ダブルクリック)以外にも『なでられ』(当たり判定の上でマウスを動かす)
『ころころ』(マウスホイール動作)などがあります。
とりあえず、『つつかれ』『なでられ』を表情指定と組み合わせて書いてみます。



こんな感じに書いてみました。

¥0側のHead判定の上でマウスを動かしてみて、
上記のようなトークが再生されれば成功です。